ベレト & ベルナデッタ 女神の塔

ベルナデッタ
ぎゃああああっ！？ 出たあああああああっ！

ベルナデッタ
お化けっ！　お化けだあっ！ あたし、食べられちゃううううう！

ベルナデッタ
はい、何とか、安心しました。 もうー脅かさないでくださいよ。

ベルナデッタ
今夜は舞踏会だから、絶対誰もいないと 思ってここに来たのに……。

ベルナデッタ
いきなりふわふわとした人型っぽいものが 現れて、ベルはびっくり仰天でしたよ。

ベルナデッタ
噂って、何です？

ベルナデッタ
舞踏会の夜、女神の塔で男女が何かを 約束すると、それを女神様が叶えてくれる？

ベルナデッタ
す、すごいですね、それ。 ほんとなんですか？

ベルナデッタ
まあ引き籠もってたあたしには、 そんな噂を耳にする機会もないですし……

ベルナデッタ
女神の塔で素敵な男性と二人きりになる 機会だって……ん？　あれ？　あれえ？

ベルナデッタ
あ！　先生！　話は変わりますけど、 ベル、ちょっと先生にお願いがあります！

ベルナデッタ
実はですね、あたし、これからもずっと 引き籠もってたいんですけど……

ベルナデッタ
それを先生に認めてもらえないかなーって。 ここで約束しちゃいましょうよ！

ベルナデッタ
いえ、いいんです。 仕方ないことですし。

ベルナデッタ
今夜は偶然にもここで先生に会えたって だけで十分な気がします。

ベルナデッタ
折角だから、 もう少しお話ししてきませんか？

ベルナデッタ
ここは静かで、外のお空も綺麗で、 なんか良い雰囲気ですし。

ベルナデッタ
ふふっ。こういう夜だけなら、 引き籠もってなくてもいいんですけどね。