ベレト & クロードＢ / houses.fedatamine.com

	翠風の章
受注可能:	Until 戦乱の幕開け

クロード enters the scene

ベレト enters the scene

……ああ、先生。ちょっと待ってくれ、もうすぐ片づくから。

何をしている？
手伝おうか？

毒薬に関する面白い文献を見つけてね、試しに調合してみてたんだ。

いや、もうすぐ終わる。今、新しい毒薬を調合中でね。

………………。 ……よし、これで完成。

CG 62

無色透明、無味無臭なんだ。使い勝手が良さそうだろ？　先生、試してみるか？

試してみる
飲むとどうなる？

おいおい、冗談だろ。こいつを飲むと、２日後に猛烈に腹を下すことになるぞ。

飲んだ２日後に猛烈に腹を下すんだ。命を奪わず動きを封じる、平和な毒薬だ。

２日後ってのが気に入ってね。直前に仕込むのが難しい状況でも使える。

あー、いや、すぐに使う予定はないよ。手持ちの札を増やしておきたかっただけさ。

策を立てる時、手札は多いほうがいい。これは俺の趣味みたいなもんなんだ。

なぜそんな物騒な趣味を？

そうだな……そういう類いの備えが必要な環境で育ったからかな。

俺もぬくぬくと育ってきたわけじゃないって前に言っただろ？

ガキの頃から、俺は周りの連中に「異物」と見られてたようでね。

何をしたわけでもないのに、恨まれ、憎まれて、殺されかけたこともある。

異物には見えない

もちろん俺はただの人間さ。けど、どんな人間だって特定の環境下じゃ異物になる。

で、やられっ放しじゃ身がもたないから逃げたり戦ったりの繰り返し……。

クロード少年は泣きながら奇策を絞り出し、難を避け、敵を陥れることを考え続けた。

親は放任主義でね、自分で乗り越えなきゃ強くなれないとか言っちゃってさ。

結果、俺は親の期待どおりに、逞しく育ちましたとさ。めでたしめでたし。

苦労したのか
立派に成長して良かった

おっとっと、他人事かよ？先生だって異物の資質は十分あるんだぜ。

俺が見たところ、あんたは他の誰とも違う。気をつけたほうがいいんじゃないか？

ま、俺はそういうあんたのことをちょっと気に入ってるんだけどな。