link
ベレト enters the scene
link
エーデルガルト enters the scene
link
エーデルガルト
volume_up

(せんせい)、ここにいたのね。 まさか誰かを待っていた?
link
エーデルガルト
volume_up

そう、それなら良かったわ。 邪魔をしたら悪いもの。
link
Gain support points with エーデルガルト
link
エーデルガルト
volume_up

私に声をかけもせずに? ……まあ、偶然来たからいいけれど。
link
何か用?
link
エーデルガルト
volume_up

いいえ、今は特には。 だからここに来たのよ。
link
エーデルガルト
volume_up

実は……女神の塔は、私の両親の 想い出の場所でもあるの。
link
エーデルガルト
volume_up

私の父も士官学校の卒業生だったわ。 卒業後、数年して即位した。
link
エーデルガルト
volume_up

それで何かの折に修道院を訪ねた時に、 昔を懐かしんでこっそり女神の塔に……。
link
エーデルガルト
volume_up

塔には、その年に士官学校に入学していた、 私の母がいた。
link
エーデルガルト
volume_up

二人はすぐに惹かれ合ったと言っていたわ。 互いに初恋だったと……。
link
初恋?
link
エーデルガルト
volume_up

もちろん、当時すでに皇帝だった父には 政略結婚で迎えた正妃がいたし……
link
エーデルガルト
volume_up

子を多くなすために後宮があった。
link
エーデルガルト
volume_up

結局、母も後宮の一員となったけれど、 二人の間には愛があったと私は信じている。
link
エーデルガルト
volume_up

……ふふ。 他愛もない昔話よ、(せんせい)
link
エーデルガルト
volume_up

そうね。 私が生まれる前の話なのが残念。
link
エーデルガルト
volume_up

私が物心ついた頃には、 母はすでに帝都を追放されていたから……。
link
エーデルガルト
volume_up

……なぜだか貴方には、私のことを もっと知ってもらいたいと思ってしまう。
link
エーデルガルト
volume_up

貴方には、私のことを知ってほしいと思う。 だから特別に教えてあげるけれど……
link
エーデルガルト
volume_up

その、名前も知らない人なの。 ずっと前に、王国で出会った貴族の子よ。
link
エーデルガルト
volume_up

……そうだ、今度は貴方のことを 教えてくれる?
link
エーデルガルト
volume_up

(せんせい)には、そういう想い出はないの? それこそ初恋の相手とか……。
link
エーデルガルト
volume_up

そう……本当に特になさそうね。 顔色一つ変えないなんて、つまらないわ。
link
エーデルガルト
volume_up

そんなことを言われたら、 逆に聞きたくなると思わない?
link
そう言われても……
link
エーデルガルト
volume_up

ふふ、悪かったわ。 別に何かを無理に聞き出したりはしない。
link
エーデルガルト
volume_up

ただ、謎に満ちた貴方の半生が 気になっているだけなの。
link
エーデルガルト
volume_up

ずっと傭兵をしていた、と聞いても、 正直よくわからないし。
link
エーデルガルト
volume_up

……今日のところは話も終わりにして、 舞踏会へ戻りましょ、(せんせい)
link
エーデルガルト
volume_up

貴方と踊りたい、話したい、と思う生徒が たくさん待っているのだから。
link
エーデルガルト
volume_up

私が独占していたら、 きっと恨みを買ってしまうわ。