ベレト & レオニー Ｃ

レオニー
……ふう。 あ、先生も訓練？

レオニー
もう上がろうと思ってたけど…… 先生がやってくなら、わたしももう少し……

レオニー
いいんだ、わたしのことは気にしないで、 好きなだけ訓練してよ。

レオニー
ほら、時間がもったいないだろ。 さっさと始めなって。

レオニー
はあ、はあ……疲れた……。 やっと終わったか……。

レオニー
……わたしは先生が来る前から訓練してて、 先生と一緒に訓練を終えた……。

レオニー
つまり、わたしのほうが長く訓練したって ことになるよな？　……ふふ、ふふふ。

レオニー
うるさいな、わたしの勝手だろ？

レオニー
……ところで、先生。 聞きたいことがあるんだけど。

レオニー
先生ってさ、ほんとに ジェラルト師匠の子供なの？

レオニー
……自分のことなのに、他人事みたいだな。

レオニー
あんたは師匠をどう思ってるんだ？ ちゃんと尊敬してるんだろうな？

レオニー
むっ……師匠がどれだけ偉大な人か、 あんた、ちゃんとわかってるのかよ。

レオニー
そういや、セイロス騎士団の元団長ってのも ここに来るまで知らなかったんだろ？

レオニー
まったく……師匠がいなけりゃ、 今のあんたは存在してないんだぞ。

レオニー
あんたは、自分がどれだけ恵まれてたか なんて、考えたこともないんだろうけど。

レオニー
あー……なんか腹立ってきた！

レオニー
……いいか？　先生も生徒も関係ない。 わたし、あんたなんかに負けないから。

レオニー
先生は、ここに来るまでに傭兵として そこそこ名を売ってきたようだけどさ。

レオニー
わたしはいつか必ず、あんたを超える傭兵に なってみせる。気合と根性でね！

レオニー
油断してたら、すぐに追い抜いちゃうから、 覚悟しておいてよね！

ベレト
………………。