ベレト & マリアンヌ Ｂ

マリアンヌ
先生、あの……。

マリアンヌ
少し、話を聞いていただいても、 いいでしょうか……。

マリアンヌ
私、あの…… こんな感じで大丈夫でしょうか……。

マリアンヌ
皆さんとも、上手く付き合えていないし…… あまり役にも立てていないし……。

マリアンヌ
先生が迷惑だと思っているなら…… ここを去ることになっても仕方ないと……。

マリアンヌ
義父が何か言ってくるかもしれませんが、 それは、私のほうで何とか……。

マリアンヌ
あ、あの……私の義父はレスター北部に 所領を持つ新興の貴族で……

マリアンヌ
あ、私は養女で、義父は遠縁なんですけど、 両親が失踪して、私は引き取られて……

マリアンヌ
その……義父は野心家というか…… やり手と言われている人で……

マリアンヌ
だから、私が勝手にここを去ったら、 何か言ってくるかも、と……

マリアンヌ
……す、すみません、とりとめがなくて。 私の話、わかりづらいですよね……？

マリアンヌ
つまりその、話というのは…… 私のことがご迷惑なら、もう……。

マリアンヌ
私に関わっても、良いことはないかと……。 むしろ面倒事を呼び込んでしまうかも……。

マリアンヌ
先生は、本当の私を知らないから……！

マリアンヌ
いえ……すみません。 失礼します……。

ベレト
………………。