ベレト & マリアンヌ 女神の塔

マリアンヌ
……おとなしくしていて。 すぐに祈りを済ませるから……。

マリアンヌ
主よ……どうか……

マリアンヌ
……！？

マリアンヌ
せ、先生……。

マリアンヌ
い、いえ……１人です……。

マリアンヌ
あ……。

マリアンヌ
あの……はい…… 正確には、１人と１羽、でした……。

マリアンヌ
いえ、あの…… 付き合ってもらっていたんです。

マリアンヌ
今日ここで、異性と共に何かを願えば、 女神様が必ず成就させてくださると……。

マリアンヌ
そんな伝説があると、 誰かが話しているのを聞いて……。

マリアンヌ
鳩です……オスの。 一応、異性……かなと……。

マリアンヌ
………………。

ベレト
………………。

マリアンヌ
……私、行きますね。 鳩も飛んでいってしまったし……。

マリアンヌ
いえ、いいんです……。 鳩が相手では、主も呆れているかと……。

マリアンヌ
え……？　あの……

マリアンヌ
先生が……私と一緒に、 祈ってくれるんですか……？

ベレト
………………。

マリアンヌ
……ありがとう、先生。

マリアンヌ
では、先生の望みがあるなら、 私、一緒に祈ります……。

マリアンヌ
私は、いいんです……。 先生の望みを、一緒に祈らせてください。

マリアンヌ
何か……あるでしょうか？

マリアンヌ
ここで先生に会えて、良かったです……。 それでは、お先に失礼します……。