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セテス
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ベレト、話があるのだが、
少しいいだろうか。
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セテス
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以前、私は君を支えると約束した。
真実に……君の正体に、辿り着くために。
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セテス
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そう言っておきながら、実は君について、
まだ話していないことがある。
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セテス
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5年前、レアが姿を消す前に、君について
彼女に問いただしたことがあるのだ。
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セテス
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レアは……
君が何者なのかを、すべて知っている。
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セテス
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いや、君という存在を作り出したのが
レア本人だと言ってもいいのかもしれん。
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セテス
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ここで今、レアから聞き取った断片的な話を
私なりの解釈をもって話すことはできる。
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セテス
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だが、それでは意味がないと思い、今まで
話さなかった。その考えは今も変わらん。
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セテス
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ただ、レアを救い出しさえすれば、
君は真実に辿り着ける。
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セテス
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それだけは、伝えておこうと思ってな。
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セテス
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レアからは、まだすべては
聞いていないのか?
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セテス
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ここで今、レアから聞き取った断片的な話を
私なりの解釈をもって話すことはできる。
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セテス
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だが、それでは意味がないと思い、今まで
話さなかった。その考えは今も変わらん。
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セテス
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隠していたようで、申し訳ない。
今日はそれだけを伝えておきたかった。
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セテス
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そうか……恐らくは、
君にとって衝撃的な話だったと思う。
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セテス
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予め、レアから聞いていた断片的な話を、
私なりの解釈をもって話すことはできた。
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セテス
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だが、それでは意味がないと思い、
これまでずっと話さないでいたのだ。
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セテス
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隠していたようで、申し訳ない。
今日はそれだけを伝えておきたかった。
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セテス
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……ならば、もう一つだけ、
付け加えておこう。
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セテス
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君は、私やレアにとって
近しい身内のようなものだ。
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セテス
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故に、この先どんな未来が待っていようと、
私は君を見捨てることも裏切ることもない。
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セテス
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……まあ、そうだな。
歴史上、そういう例も少なくない。
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セテス
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だが、私に限っては、あり得ない。
……まあ、信じてもらうほかないが。
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セテス
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そもそも、私にとって君はすでに、
欠くべからざる存在になっているのだ。
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セテス
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レアの同志だとか、君の身内だとか、
そういった話を抜きにしても、な。
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セテス
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この戦争の先に、私が何を目指すのか……
それはすべて、君次第だと考えている。
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セテス
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さて、なぜだろうな……
我がことながら判じかねている。
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セテス
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すべてにおいて特別な存在である君に、
魅了されてしまったのかもしれないな。
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セテス
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一方的な話で悪いのだが、
私にはそれ以外の選択肢はないようだ。