ベレト & シャミアＢ / houses.fedatamine.com

ベレト, シャミア enter the scene

この前の戦い、助かったよ。あんたがいると楽だ。

こちらこそ助かった
自分がいると楽？

私のほうが助かっているぞ。全部あんた任せでいいからな。

ああ、楽だ。全部あんた任せでいいからな。

戦場に立つ身として、どうなんだそれはとも思うが……

あんたの判断に間違いはないと、不思議と信じられる。

なぜだろう
間違うこともある

わからん。

心当たりがないわけじゃないが…… いや、気のせいだな。

それは私が判断しても同じだ。

結果の成否はともかく、その時点ではあんたの判断が最善だと思えるって話さ。

それに最近は、あんただって、私が迷いなく従う前提で指示しているだろ。

この状況でそれを言うか、みたいな無茶な指示を平気でしてくるからな。

それはすまない
次も頼む

謝る必要はない。頼られるのは嬉しいさ。

言うな、あんた……。まあいい、頼られるのは嬉しいさ。

しかし、私の見立てどおりだったな。

紅花の章
Else

あんたは今じゃ皇帝直属軍の指揮官として、最も重要な軍を預かる身だ。

あんたは今じゃ対帝国の指揮官として、大軍を動かす立場だ。

士官学校で生徒たち相手に、教師をやっていた日々が懐かしい。

くくっ……そのせいで、今もあんたは皆から「先生」呼びだからな。

いったいどこに指揮官のことを先生と呼ぶ軍があるんだか……くふふふっ！

そのくらいで勘弁して
呼ばれて嬉しい

悪い、少しつぼに入った。

あんたは根っからの先生、か。

いや、あんたといると退屈しないでいい。

戦争に負けてフォドラに取り残されたが…… あんたと出会えただけで釣りが来る。

おや、何だ、その顔。言っていなかったか？

私は１０年前に帝国軍に敗れた、ダグザの傭兵だ。

傭兵にとっちゃ、敵も味方もない。今はこうしてあんたらに雇われる身さ。

変わらず頼ってくれよ。いいな？