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ベレト enters the scene
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シャミア enters the scene
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シャミア
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待たせたな。 傭兵契約の交渉に手間取った。
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シャミア
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フ……交渉の内容が気にならないか。
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シャミア
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まあ、契約を継続したいって相手の話を 断り続けるだけだったが。
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シャミア
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心配ない。契約の継続をしつこく 求められたが、断った。
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シャミア
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何しろ、 新しい契約が待っているんでな。
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シャミア
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契約と言うと味気ないか。 ……生涯の契り、とかでどうだ?
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それがいい
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シャミア
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それじゃ、フォドラの流儀に則って 指輪を交換するとしよう。
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シャミア
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さ、行こうか。
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シャミア
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いや、柄じゃないだろ。 言葉が必要か?
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シャミア
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戦時中、ずっと行動を共にしていたせいで、 今じゃ以心伝心。
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シャミア
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これで十分だと思うが……
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折角だから
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シャミア
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やれやれ……わかった。 お前の望みだ。
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シャミア
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……私は約束しよう。 常にお前と共にあると。
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シャミア
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お前の隣が、 私の居場所なんだ。
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シャミア
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ダグザを出て、ブリギットを辿り、 フォドラを渡り歩いて、ここまで来た。
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シャミア
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雇い主を変え、戦う相手を変え、 主義も信条も関係なく、私は生きてきた。
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シャミア
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そんな私が、一つ所に留まるのは、 お前がいるから……
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シャミア
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……もういいか。 だいぶ恥ずかしい。
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シャミア
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ははは! 互いに顔を赤くして何をやっているんだか。
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シャミア
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ま、今日くらいは、 特別ということにしよう。
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シャミア
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それで、もう行くか?
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まだ二人でいよう
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シャミア
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はあ……仕方ない。 普段は平気なんだが、今日は駄目だな。
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シャミア
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どうにも照れ臭くて、 お前の顔を直視できん。
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シャミア
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……昔話でもするか。
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シャミア
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お前のことを、かつての戦友に似ていると 言ったことがあったな。
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シャミア
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今から思えば、どうも気のせいだ。
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シャミア
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お前に惹かれていたのを誤魔化して、 過去の想い出とないまぜにしていた。
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シャミア
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自分の感情を認めて、戦友としての お前との関係が壊れるのを恐れたんだろう。
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シャミア
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……おい、お前も少しは何か話せ。 過去を暴け。
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シャミア
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このままじゃ、私ばかり照れ臭いだろ。
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特には……
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シャミア
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チッ……まあいい。 惚れた弱みだな、まったく。