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ベルナデッタ
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あっ、ほら、フェリクスさん。 ちょっと話を聞いてほしいんですけど……
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フェリクス
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何だ。 聞くだけ聞いてやる。
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ベルナデッタ
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フェリクスさん、あれ見てください。 猫ですよ、猫。可愛いですねえ。
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フェリクス
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そうだな、同感だ。 俺も猫は嫌いではない。
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ベルナデッタ
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フェリクスさん、これ食べてみてください。 このお菓子、甘くないって評判なんです。
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フェリクス
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……断る。 甘かろうと甘くなかろうと、菓子は好かん。
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フェリクス
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菓子か…… 甘くないと言うなら、貰おうか。
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ベルナデッタ
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フェリクスさん! 今、暇ですか? 暇ならこの本を一緒に……
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フェリクス
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……おい。何のつもりだ、お前は。
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ベルナデッタ
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……ぬ?
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フェリクス
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なぜそこまで俺に構おうとする。
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フェリクス
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……いや、そもそもだ。 お前の人見知りはどこへ行った。
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ベルナデッタ
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? やだなあ、フェリクスさん。 ベルは今でもばっちり人見知りですよ……。
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フェリクス
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ではなぜ俺にしつこく構う。
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ベルナデッタ
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それは……その……何と言いますか。 幽霊の正体見れば怖くない、的な……
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フェリクス
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……俺が、幽霊だと?
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ベルナデッタ
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ぎゃあああっ!? 喩えですうううう!
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フェリクス
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……ふ。 ようやく、普段の間抜け女に戻ったか。
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ベルナデッタ
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ああああっ! それ! その笑顔ですよおおお!
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フェリクス
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は……?
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ベルナデッタ
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あたしが耐えに耐えていっぱい 話しかけたのは、それを見るためですうう!
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フェリクス
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ふ……呆れた。 そんなくだらん理由か。
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フェリクス
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そんなことのために、 臆せず俺に構ってくるようになるとは。
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フェリクス
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人間、成長するものだな。
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ベルナデッタ
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え、ええ……フェリクスさんが優しい…… どうしたんですか!?
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ベルナデッタ
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何か嫌なことでもありました!?
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フェリクス
………………。
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ベルナデッタ
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ふっふーん、わかりますよ。この流れ、 フェリクスさんが怒るやつですよね?
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フェリクス
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……勝手に言っていろ。 行くぞ。本がどうのと言っていたな。
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ベルナデッタ
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えっ、あの、はっ、ほっ、どっ……。
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ベルナデッタ
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……はい。 お願いしますうう。