シャミア & ツィリルＢ / houses.fedatamine.com

シャミア, ツィリル enter the scene

……シャミアさん。今日の戦い、どうだったでしょうか。

曲射を使って、敵に近づかないようにしてみたんだけど……。

ああ。上出来だ。よく距離を支配できていた。

やった！シャミアさんに褒められた。

そんなに嬉しいか？

はい、とても。シャミアさん、いつも厳しいから。

そうか？私は、褒める時は褒める。

実際、教え始めの頃と比べればたいした成長ぶりだ。

最初はまともに構えることすらできなかったからな。

構えられなかったっていうか、最初は、弓、持たせてもらえなかったし。

そうだったか？

紐のついた棒を持たされて、弓を引く真似を繰り返し繰り返し……

これって、いじめられてるのかなーって疑い始めた頃、やっと持たせてもらえて。

シャミア
………………。

弓を持たせてもらえたのが、もう少し遅かったら、ボク、やめてたかも。

でも、あの練習のおかげで、正しい姿勢とか動作とかを、体で覚えられたと思います。

もしかしたら、私は君が音を上げるのを待っていたのかもしれん。

何せ、いきなり弓を習いたいと押しかけられたからな。

あの時は、もっとレアさまの役に立つには、どうしたらいいかなって考えてて……

それで、弓のことを思いついたらもう、気持ちが焦っちゃって……ごめんなさい。

でも、シャミアさんを頼ってよかったです。何の得もないのに、ボクの面倒見てくれて。

何の得もないとまでは言わん。君が強くなれば、味方全員が得をする。

それに、フォドラの外から来た者同士、助け合うのもいいだろ？

でも、まだ助けられてばかりです。助け合えるように、もっと頑張ります！