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ディミトリ
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……ここにいたのですね、ギルベルト殿。 祈りは、もう済んだのですか。
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ギルベルト
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……! こ、これは……その。
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ディミトリ
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ああ……ここにはあなたと俺しかいない。 ギルベルト殿などと呼ぶのはやめましょう。
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ディミトリ
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……久しいな、ギュスタヴ。 3年ぶりになるか。
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ディミトリ
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……ギュスタヴ。 この名を呼ぶのは8年ぶりになるか。
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ギルベルト
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……殿下。許可なく国を離れたこと、 お詫びいたします。私は……。
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ディミトリ
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いい。理由ならわかっている。 ……「ダスカーの悲劇」だろう。
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ディミトリ
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あの事件に責を感じたお前は、女神に縋り 名も地位も捨てて国を去った。……違うか?
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ギルベルト
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……弁解のしようもありません。 私のような者には、こうすることしか……。
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ディミトリ
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敬虔な信徒だったお前のことだ。逃げ出す 先があるなら、ここしかないと思っていた。
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ディミトリ
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……お前は変わったな。 いささか、腑抜けた顔になった。
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ギルベルト
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は……殿下も、あの日から お変わりになられました。
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ディミトリ
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………………。
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ギルベルト
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陛下をお守りするのが、私の務めでした。 無論、殿下、あなたの御身も……。
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ディミトリ
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……どれほど後悔を口にしたところで、 死んだ者は戻らない。
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ギルベルト
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陛下をお守りするのが、私の務めでした。 無論、パトリシア様や殿下の御身も。
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ディミトリ
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……父上も継母上も、もう死んだ。 後悔を口にしたところで、戻ってはこない。
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ギルベルト
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ですが、私がもっと早く、 ダスカーへと参じていれば……
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ディミトリ
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お前はダスカーで俺を救ってくれた。 感謝こそすれ、恨む道理はない。
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ディミトリ
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……王国に戻れ、ギュスタヴ。
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ディミトリ
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腐り果てたファーガスを立て直すには、 お前の力が必要だ。
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ディミトリ
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……この戦いが終わっても、 王国に残ってくれ、ギュスタヴ。
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ディミトリ
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荒れ果てたファーガスを立て直すには、 お前の力が必要だ。
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ギルベルト
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……いいえ。あの国に、私の戻るべき場所は ございません。どうかご容赦を。
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ディミトリ
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……その頑固さだけは、昔のままだな。
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ディミトリ
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別に、お前を困らせたかったわけじゃない。 戻る気がないのなら、それでもいい。
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ディミトリ
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だがな、せめて故郷に顔を出してやれ。 お前の家族が哀れでならない。
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ギルベルト
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……はい。 お心遣いに、感謝いたします。